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終わってしまった風林火山

Image11111 正に壮大な川中島での武田信玄と上杉謙信とのダイナミックな決戦、山本勘助の憤死をもってこのドラマは終わってしまった。武田と上杉が死闘を繰り広げられ、両軍の夥しい戦死者の中で、「六文銭」の軍旗をかざした真田軍が疾駆し、やや傾きかけた武田側の勢いを取り戻す、騎馬軍団の姿が逞しく、目に映る。武田側が戦勝に沸くが、余りにも多い犠牲者の中で心なしか「エイエイオ~」の勝ち名乗りが弱々しい。

歴史を残した川中島の決戦も、両雄あい譲らずそれぞれの領地に引き揚げ、名を残す。疾きこと風の如く、除かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如く。類まれな武田軍のイメージを残し、その名は後世迄伝えられる。今回はきつつき戦法と言われたが、正に動かざる軍団が風の如く表れ、風の如く去っていく姿は正に言葉通りの象徴的姿であった。

その武田軍団の血を引くのが、幕末期の勝沼戦争で戦勝する東征軍の板垣退助であり、一方では旧幕府側の八王子の千人同心であり、八王子の戸吹村に住み着いた天然理心流の門弟達であり、中でもあの新選組の井上源三郎も武田の血を引く一人である。そんな背景から武田の遺影を追いながら一生懸命見てしまった。

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» 風林火山〜最終回・見果てぬ夢 [一言居士!スペードのAの放埓手記]
風林火山ですが、武田信繁、諸角虎定(加藤武)と相次ぐ討ち死にで、武田軍は劣勢に立たされます。本陣では武田信玄(市川亀治郎)が「勝つのじゃあ、勘助!!」と気合を入れますが、山本勘助(内野聖陽)は何かを決意したかのように自ら前線に向かいます。(風林火山、最終回・決戦川中島感想、以下に続きます) ... [続きを読む]

受信: 2007年12月17日 (月) 17時39分

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