« 千駄ヶ谷 徳川屋敷跡 | トップページ | 八王子から篤姫に »

篤姫の旅立ち

St07_021篤姫がとうとう江戸への出立の日を迎える。
老女幾島の元、徹底的にお姫様教育され、篤姫が将軍家正室、いわゆる御台所(みだいどころ)として大奥に入る準備が着々と進められるが、個人の感情を一切許さない人間ロボットが徹底的に洗脳されていく様がかなりの時間をかけている。
その間、一地方で奔放に育てられた武家の一人の娘が、葛藤しながらも、自立に目覚め健気にお姫様に育てられていく。

準備万端このドラマの一つの節目として、出立の日を迎える。
敢えて特別に許された鶴丸城の面会の場で生みの親とも一切の私語は許されず、個人の感情を封じられた正に儀礼的な荘重な儀式であった。
登り詰めた娘の前で、生みの親との絆を断ちきられ、言葉もかけられず、目の前から去っていく姿に何とも凄まじい冷酷な世界と思い知らされる。
生みの親「忠剛」が娘の晴れ舞台を前後に倒れてしまうのも、正に今生のお別れのようで、振りかって我が身に娘を手を携え、バージンロードを歩んだ時の気持ちが重なるようで、思わず熱くなってしまった。

大奥にならずの一サラリーマンに嫁いだ愚娘でも、手放す時の淋しさは古今東西同じであるが、この儀式を最期に、お目通しの機会を断ちきられるのは、倒れるのも致し方ないものであり心中察するばかりである。
ちょっと、比喩の相手が悪すぎ、興ざめかも、知れないが、(笑い)その孫娘に、赴くまま車で会いに行けるのも当たり前のことであるが、平和な世の中である。

桜島に見送られ、大河は荒れる海の中を揺られ、いよいよ江戸へ面白くなっていく

|

« 千駄ヶ谷 徳川屋敷跡 | トップページ | 八王子から篤姫に »

21、篤姫」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/211410/11723001

この記事へのトラックバック一覧です: 篤姫の旅立ち:

» 本の名品 03242008 [つき指の読書日記]
 NHKの今年の大河ドラマは、宮尾登美子原作の『篤姫』、宮崎あおい主演で、愉しまれている方も多いのではないか。徳川13代将軍・家定の御台所になり、その幕末期を舞台にした波乱万丈の生涯を描く物語である。後世にも知られているさまざまな登場人物、歴史的な事件もあり、その時代考証は手堅くなされるのにちがいない。  その時代を大正期に当時の「読売新聞」で語りつないだひと、三田村鳶魚(えんぎょ)著・朝倉治彦編『芝・上野と銀座 鳶魚江戸文庫34』(中公文庫)が偶然、手に入り読んでみた。明治初年の生まれ...... [続きを読む]

受信: 2008年3月24日 (月) 09時49分

« 千駄ヶ谷 徳川屋敷跡 | トップページ | 八王子から篤姫に »