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薩摩の刺客か

Img_1112111 多摩のさる森の木陰にじっと佇み、笠をかぶり、眼光鋭く、身動きせずに、その一点に集中する浪士風の侍に、思わず息を止める。恐る恐る近づき襟章に薩摩藩、中村半次郎に思わずたじろぐ。後世伝わる剣さばきの鋭いあの「人斬り半次郎」と言われる薩摩の刺客に思わず身震いして身構える。果たしてその役回りは慶応3年兇徒に襲撃された坂本竜馬の犯人探しか?、身動きせずじっと動静を探っているようでもあった。

或いは、武田耕雲斎が兵を率いて中山道を下り、敦賀を経て京都をうかがった天狗党の乱のとき、静かに単身身を潜め、天狗党のその動静を伺っているのであろうか?

そんな舞台を飾る高幡不動の境内の一角に佇む薩摩藩、中村半次郎後の桐野利秋の姿であった。前日から生憎の雨と季節外れのこの寒さの中、中村半次郎さんに近寄ってみるとぶるぶると震えていた。その名だたる剣客もこの寒さには勝てず、底冷えするなかで着物の浪人姿はとても寒かったようである。

折角の新選組パレード、衣装の上からビニールコートを被る生憎の天候には幕末を勇ましく駆け抜けた隊士や志士達も勝てなかったようである。今年も恨みの雨、5月11日は歳三の悲しみが、恨めしく後世に伝えているようであった。午前に予定したパレードも午後に延期、その晴れ姿を今年は見ることが出来なかったが、こうした森の中での雰囲気が自然に幕末を演出してくれた。

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