惜しまれつつ徳川家定
「堺雅人」この人が今やメデイアに出まくっている。
TV番組に新聞紙面でも大きな目を開いた現代青年の姿が、紙面の半分以上を割いていた。
大河ドラマ「篤姫」で13代将軍徳川家定を演じ、混迷する幕末に「うつけ」の姿に将軍職を投げ出し、破滅的な人生を歩む中で、篤姫の出会いで徐々に将軍職に目覚め、大きく軌道修正して行く。
篤姫との蜜月を迎える間もなく、病床の中、再び戻ることなく亡くなってしまう。
放映当日の視聴率はこれまで最高の26.2%を記録し、如何に感心が高かったか根強い静かなブームを呼んでいる。
「家定を死なせないで」とドラマに埋没した熱狂フアンが悲痛の声が、あがったとも言われ、新選組以来の話題を再び起こした。
役者さんとしての天性の魅力が、家定役でも見事に伝わって来る。
今話題の宮崎の出身、大志を抱き「どげんかせんといかん?」と上京するが、語る言葉に宮崎がイメージ出来ない。
早稲田大学に在学中に天命とさとったのか役者の道に走り、一躍、今日の座を獲得する。名門を辞め、勿体ないと思うのは、ぼんくらな庶民の考えかも知れないが、非凡な才気を持ち合わせているのであろう。
良く考えると、その生きざまが、芸術家の非凡な才気を持つ「家定」にも似るような感じさえする。
撮影の合間にコーヒーと読書、時折ボヤーと見つめる、その目線の先に、何を考えるのであろうか?
色々の役回りに、この役者さんに何が起きるのであろうかか、不思議なオラーを持っている。
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