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野武士姿の武将

Image11 <江戸城、二の丸巽三重樽周辺>

幕府は大政奉還によって政権返上し一介の大名に降格する。江戸城二の丸が放火され炎上、焼失、薩摩藩邸に匿われた浪士たちの狼藉からの放火の風聞から、報復として薩摩藩邸が焼き討ちされた。目には目をがエスカレートし、薩摩と徳川の衝突はやがて鳥羽伏見の戦いにエスカレートし徳川家は「朝敵」として追討される危機に陥った。
江戸の町を火の海にしかねない武力攻略の官軍に対し、嘆願工作し、江戸城開城が無血で行われる。
慶応4年(1868年)4月11日江戸城は徳川家から新政府軍に明け渡され徳川幕府260余年の歴史は閉じた。

800pxkokkaigizidou11 <国会議事堂>

折しも衆院選の戦いで民意が自民党から民主党を選び、圧勝した。
"江戸城"に変わる謂わば戦いの場であった国会議事堂や"武家屋敷"の議員会館も去る者、入る者それぞれ粛々と入れ代わる。
自民党は、結党以来歴史的な「代議士会」で使ってきた自民党の控室は明け渡され、民主党に引き渡され、元より無血開城である。
永田町議員会館も当選直後は「料亭へ行ってみたい」「無料のグリーン車乗り放題」と大はしゃぎしていた小泉チルドレンの“代表格”杉村太蔵も在職中は目立った活躍もないまま結局去っていく。
中には、祖父、父と3代40年以上使ってきた事務所を明け渡す3世議員も同様に去っていく、落選議員の悲哀が漂った。

組閣が決定する中、一つのスローガンが「脱官僚」の中、各省庁に乗り込む姿とそれを迎える姿はそれぞれ象徴的であった。取り分け厚生労働省の長妻大臣には迎える拍手もなく、組織的で対決姿勢、孤立無援の地に落下傘で降りて行くようであった。
各省庁が概ね新内閣に"恭順"を示してしているが、取り分け此処だけはもろに感情をむき出し、爆弾の火種を抱えた"上野戦争"にも見えてきた。舛添旧大臣に花束に拍手で見送る怒派手なパフォーマンスに手のひらを返したような対応振りは陰湿な体質の官僚の姿が透けて見える。
それに立ち向かう飾り気のない、長妻大臣の"野武士"のような出で立ちの武将の姿が格好よく見えてくる。

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