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龍馬・岩崎弥太郎、二人が追ったロマン

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<旧 岩崎邸>

大河ドラマでいよいよ「坂本龍馬」の出番である。
昨年(2009年)4月に当ブログで書いた「龍馬・岩崎弥太郎と岩崎邸」記事が異常な反応を示し、たちまち200ヒット/1日と凄い閲覧があり、改めて「龍馬」人気の高さ・凄さを思い知らされた。
「龍馬伝」で登場する「岩崎弥太郎」役は暮れに放映されたスペシアルドラマ「坂の上の雲」で「正岡子規」役を演じる香川照之で、あの独特の風貌がそのまま「弥太郎」になっており、年末、年始を通じて登場する今や引く手あまたの俳優さんである。

ドラマで紹介された土佐藩の貧しいゆえに郷士の身分を他人に売り渡して、地下浪人(しけろうにん)になった「岩崎弥太郎」は鳥籠を売り歩き農民からもさげすまされる貧しい暮らしをしていた。
取り分け土佐藩には人間性を全く無視した上士(じょうし)・下士(かし)の厳しい階級制度が支配し、下士の「坂本龍馬」や地下浪人の「岩崎弥太郎」は屈辱的な差別の中で暮らさねばならかった。
そんな「龍馬」は剣術の腕を磨き、「弥太郎」は学問を学び、それぞれ将来に夢をかけた。
同じ土佐藩出身で二人は保守的な土佐藩の厳しい階級制度・身分制度など、思い切り虐げられた鬱屈したエネルギーが爆発しそのまま立身出生の道を開いたのでは無かろうか。
在来の殻を破り藩を海運から貿易に目覚ますきっかけを生み「龍馬」は貿易と海運による立国の夢にかけたが、志半ばで凶刃に倒れ、夢とロマンを追いかけ散ってしまった。
一方で「弥太郎」は幕末から維新にかけ、海運で時流に乗り、現実的な生き方で財をなし三菱財閥の根源を生む、名門の岩崎家を彼の世代で創設した。

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<洋館の南側、テラスと広々とした庭>

その象徴の一つが今日残す旧岩崎邸であったりする 。
二人の立身出生のサクセスストーリは「龍馬・岩崎弥太郎と岩崎邸」で書いたつもりなので、重複するので改めて書くつもりはないが、結果的には「夢・ロマン」を追っかけ、今日の海運・産業の広い分野での基礎作りであったと思われる。
今日、隆盛を誇る三菱も裾野は広く、知人の一人も電機の関連で現職で頑張って居られ、人一倍関心がある旨語っていた。三菱の原点は「鳥籠売りから」に始まる物語に恐らくグループ全体でも、話題の多い作品である。
歴史的遺産として建物と其処で暮らした一族。戦後の建屋で起きた謎のスパイ事件など興味に尽きない。

其の「弥太郎」の遺志を伝える重要文化財旧岩崎邸はこちらで紹介する。
旧岩崎邸

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