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函館戦役を巡る旅「榎本艦隊上陸地」

Img0241111毎年の恒例行事となってしまった北海道旅行。でも何時も道南は飛ばして何時も行くのは道東、道央、時には道北、利尻、礼文まで足を延ばしているが、道南は行った事がないのである。旧南多摩郡部に身を置き、多少歳三の関わりを持つ者として終焉地へは行ったことが無いのは、肩身の狭いものとも思っていた。
家族を含め何時も行くメンバーは北海道は好きであるが、歴史、しかも新選組に特化した旅ともなると、中々難しいが、我が儘を許してもらい、歴史旅が何とか実現した。
但し、そう度々出かけられるところでもないので、どうせ行くなら、戊辰戦争の終焉となった函館戦争の戦跡を可能な限り、廻ってみたいと言う途方も無いものとなってしまった。
函館戦争の戦跡は地図でなぞって見ると、南北海道の鯨の尾っぽのような渡島半島をぐるりと周回するのである。
北海道のごく一部、地図から見るとわけないと思うが、いやあ~実際に走って見て、遠く果てし無く420㎞もあったのである。勿論道探しに迷走もあったが、そんな無駄走りがあっても、新選組を含めた旧幕府軍と対座した新政府軍は400㎞に及ぶこの鯨の尾っぽを駆けめぐったのである。
その戦記を改めて追いながら、ごく上っ面ではあるが、4日間で廻った部分の紀行文をかなり時間をかけて書いてみた。
一応、サイトアップ出来、一段落したので、その記事の紹介を含めて、旅主体の別視点で小分けしながら書いてみる。
早朝出発した羽田から、ズ~ンという制動を体に感じながら函館に到着する。

Img_910711テカテカの慣れない新車のハンドルを握りで空港から大沼湖の大沼公園に向かう。噴火で稜線が片折れした駒ヶ岳を方角を替えながら、周回しその雄姿を楽しむ。鷲の木で上陸した旧幕府軍もこの姿を見ながら、敗走する松前藩を追いながら函館に向かっている筈である。
駒ヶ岳を見ながら国道5号線を北下、噴火湾の森町を目指す。
国道5号線は函館と札幌方面を結ぶ幹線なのか、結構車が多い、鷲の木は何処だと探しながら走り、チラリと見た鳥居の姿に動物的勘で、道脇に車を止め駆け足で鷲の木史跡公園を見つける。車に戻り公園に車をいれようと、ふと見上げたら、国道沿いに「榎本武揚上陸の地」の看板が間近にあったのに笑ってしまった。

Img_91201歳三達を載せ、満載の榎本艦隊は噴火湾沖に投錨して鷲の木村に2300の兵士が蝦夷地最初の足を踏み入れる場所である。
上陸地点の鷲の木村は150軒の民家、人口800で茅部街道の要所でがあり、函館への交通は開けていた。何れかの1軒で歳三は此処で宿泊している。
此処から、降り積もった雪の中を行軍し、海岸線と山越え組の二手に分け、五稜郭を目指している。
函館港があるのに、何故遠巻きに、噴火湾まで来て、南下したのかだろうか、既に国開き外国船が係留される中でドンパチ砲門を開く訳にはいかなかったのである。それに内側に囲まれた噴火湾は波静かで、自然の囲いが上陸するには格好な場所と思われる。
江戸城が開城される中、新政府に意に沿わぬ抗戦派を多数載せ品川沖から脱出した榎本艦隊は一路、北に向かったが途中で暴風に遭遇し銚子沖で美嘉保丸、咸臨丸と多数の僚友を失い、此処迄の到達は波瀾に満ちての上陸であった。
上陸地点は何処までも広がる砂浜の海岸線に駒ヶ岳とイメージしていたが、時の経過が開発の手が入り海岸線に家が建ち、函館本線の鉄道線路が走り、炯眼を阻み、その姿は全然違っていた。
鷲の木史跡公園は線路と国道の間にあるが、海岸線は建物、線路に遮られ、僅かな隙間に海が認められる空き地で人影もなく寂しい場所であった。空 き地の一角に無造作に立っている「史跡「函館戦争榎本軍鷲の木上陸地」の碑が唯一の上陸地点を示すもので、あるが函館戦争の記念すべき出発点にしては寂しい存在であった。それでも碑の前に立ち歳三達が最初に踏んだ蝦夷の地を捜し当てたのは感慨深いものであった。

Img_912211111111 当日は国道5号から、内陸部に入り、上の湯の銀婚温泉に泊まり、ゆっくり湯にうたれ、未明に近い出発で寝不足でボロボロになった体を癒し、明日に備える。

詳細はこちらで載せてます 函館戦争を辿って

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