« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

本陣、余話

04110023

<お父さんと少年>

暑い暑いで、逃げ場のない暑さに、耐えていたが、暦はすでに8月も終わりかけている。
月に1度の本陣当番であるが、この暑さの中で流れる汗も気にせずエネルギッシュな「街道歩き族」もこの炎天下では、流石少ない。
お天道さまに身をさらし、熱射病にでもなったらと、控えるのも自然の条理であろう。

たまたま平日であったが、夏休みにあるこの時期、親子連れや友達同志での来館者も結構多い。
休み中の宿題の教材で、東京都で唯一の本陣建屋は恰好の材料になるのであろう。

恐らくお父さんの入れ智恵や入れ込みもあって、小学生の男の子と一緒にやってきた。
案内の説明に、予め準備したノートに聞き漏らすまいと一生懸命メモを取って いるのも最初の演技であろうと思っていたが、その姿は最後まで変わらなかった。
いやあ~凄い、凄いと、その姿勢にある種の感動さえを覚えってしまった。

拙速な説明に聞きづらいことも有るだろうと、メモ取りに合わせ、理解出来る言葉を選び、ゆっくりと、案内する。
和暦など難解な言葉は何回も繰り返し、メモ取りに協力する。
こんなゆっくりのペースに何時になったら、周回できるやら、遅々として進まぬ流れであるが、他に来館者も居ないから、こんなサービスも出来る。
現在は多少なりとも、好きがこうじて、幕末の世界に僅かに足を突っ込んでいるが、拝が同じ世代を考えると歴史には全く関心がなかった。
有り余る情報過多の時代に、世代相応に、興味の視点は動きのある、テンポの早いゲームなどに走るのは時代の流れであろうから、少年時代からこんな地味なテーマに、正面から取り組む姿が、不思議にさえ思えてくる。
親から言われるまでもなく、小学生の時代から、歴史を学ぶ姿が、何がきっかけで生れたか、マンガからなのか、その動機付けは何でも良い。積極的に取り組むのは大変頼もしく、年端の行かない少年から、刺激を受けてしまった。 

<韓国女性の来館>

滅多にないことではあるが、長い勤務に、時には外国人の来館に巡り逢うこともある。
日本語は殆ど聞き取れるが、特殊な言葉は、ゆっくりお願いしますと、韓日辞書ツールを抱えたハングルヨジャ(韓国女性)が日本人の同伴者と一緒に来館された。
案内の「欄間」「こうもり」などの言葉に首傾げ、ツールのキーを叩き、出てくる言葉に初めて納得していた。
そんな説明の最後に日本人も居る集団の中で、ついついハングルマル(韓国語)が頭をもたげ、自ら名前を名乗り「タンシヌン、イルン、ブオシムニカ」といきなり名前を聞いてしまった。案内人の突然のハングルマルに彼女は目を向いて驚き、ハングルマル チョウスミニダの褒め言葉付でキムさんであることが返ってきた。

2006年の済州島、翌年のseoul、水源、板門店以来のハングルマルは既にさび付いてしまっていた。
既に現役から退き、ハングルマルは霞の中に殆ど消えかかってしまったが、拙いハングルマルを駆使して、「新選組」・「歳三」など、理解を聞きたかったが、次の案内もあり、それ以上の対話は進めなかった。

タシマンナップシダ(また逢いましょう)に頷き、「カムサムニダ」の挨拶で土間から外部へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »