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「因果応報」、近藤勇の最後が重なる

過去の悪事が「因果応報」遂に身にふりかかり、報いがあった。
見ている視界で、視点に歪みが、生まれ、驚いた。早速、調べたら、専門医から緊急処置を宣告された。
命まで落すことはないが、いざ、その場に臨み、身を任せるだけであるが、体の中枢機能に手が加えられる事に物凄い、不安な気持ちに支配される。

近代医学のプログラムに載せられ、一つ一つ階段を登っていくが、節目では散っていった近藤勇や吉田松陰の処刑のシーンが何となく蘇ってくる。

勇の処刑、前後の姿を重ねて、その日の出来事を追って見る。

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①入院
1対1で向き合い、綻びた被媒体を検査に継ぐ検査、経験を踏まえ、その手法が検討され、具体的な計画が提示される。
「よろしいですな」安にこれでやるから、覚悟せよとの、告知に、既に逃げ場もなくサインする。

内外の高い評価から、手術の患者さんラッシュで、順番が決まらず、一旦自宅待機。
電話が入り、日にちが告げられ、当日に出頭する。長期戦を覚悟に、日用品は元より大量な書籍に、丸で海外旅行の如く、荷物を抱えての旅立ちであった。

◇捕縛・連行
近藤勇最後の地、流山で訓練中、無防備であった本陣はバラバラと来た西軍に取り囲まれ、勇は出頭する。勇は紋付き姿で、馬に乗せられ、薩摩藩士有馬藤太他に警護され流山を後に、越谷経由で総督府のある板橋に連行された。

②手術前日
当日にさっぱりと臨みたいこと、術後の入浴や洗髪を禁じられていることなど、娑婆の世界のお別れにゆったりと風呂に浸かり、髭を落した。
覚悟はしたものの来るべきものに興奮覚めやらず、睡眠薬で夢の中へ

③当日
当日の対象者、朝、検査室に一斉集合、向かい側暗幕の前に椅子が並べられ、それぞれ緊張の面持ちで呼び出しを待つ。「わあ~多い」10数人の群れの中に、入る。
暗幕の中に、最後の検査、当該、目の上に黒ペンで識別のマークが描かれる。
「さあ、いよいよ、頑張りましょう」の励ましの言葉に暗幕から送り出される。
ガウン状の専用着に着替え、キャップを被り、愈、戦闘体勢。

◇処刑前
勇は夜、髭を剃りたいというので、ひげそり道具一式貸した。処刑当日の4月25日、曾祖 父が着替えを手伝い、近藤は百衣を着て刑場に送られた。・・・石山家口伝から


④愈、執行

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  腕に刺された注射針とパイプを通じて点滴用ビンがぶら下がり車椅子に乗せられ、人通りの多い花道を通り、人気の少ない、病棟の奥へ連行される。分厚い鉄扉が開き、主治医、医師他、大勢のスタッフに迎えられ、台上に仰向けに寝かされ、手術が執行される。

                       「さ~覚悟は良いか」二人の医師始め、多くのスタッフに囲まれる。

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◇勇は板橋本陣で縛りに付いた後、問屋場に移された後、駕籠で平尾一里塚の刑場に運ばれた。
太刀取りは神道無念流の皆伝、横倉喜三次他1名である。喜三次は一カ月前に諏訪で赤峰隊の相楽総三他の首を落しており、腕は達つ。
勇は喜三次が「ながながご厄介に相成った」の一言を残し、首を差し伸べた。
多くの群衆が見守る中、彼は静かに仏徳を賛辞する偈(げ)を唄え終わると、佩刀二王清綱により一刀で近藤の首を落とした。
            <勇は天空の彼方へ昇華していく>Image1

⑤漸く終了
体を強張らせ終わりなき苦痛に耐えながら、始まってから1.5時間、阿修羅の住まう世界、正に「修羅場」を潜ることはこのことであろうか・・・。
その間、主治医、医師のやりとりが聞こえ、勝手な想像から、色々な妄想が生まれてくる。
終了宣言に強ばる体に、力を抜き、漸く、緊張から解きほごされる。
勇は散ってしまったが、勇の元へ、追うのであろうか・・・。地蔵様の救いの手で輪廻転生、再び娑婆の世界へ、戻ることが出来た。

眼にはガスが封入され、2週間は霞の中の独眼竜の世界で片目の生活。光が差し込むまで、長い長い闇のトンネルの世界に、僅かな希望を持って、待ち続ける。

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コメント

隠れ新八さん!大丈夫でしょうか・・・大変な事になっていたんですね!早くご回復されますように・・・それにしても手術の一連の流れを近藤さんの最期に例えて行くのは流石です。すごく分かりやすかったですよ(^^;また佐彦会でお会いできるのを楽しみにしております。

投稿: よしざき | 2015年9月 1日 (火) 21時13分

吉崎さんありがとう
1時間半まさに地獄の世界でした。

勇は一瞬であの世へ、行ってしまいました。
命まで取られることはないので、再び娑婆に戻ってきました。(^0^*
眼球にガスを封入、抜けきるまで、2週間以上
しばらくは不便な独眼竜の世界です。

投稿: 隠れ 新八 | 2015年9月 3日 (木) 05時38分

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